承香院御下賜

直垂

(ひたたれ)其の三

朽木花之丸紋
(くちきはなのまるもん)

しのびておはしますわたりに、
衛門督、とのゐにさぶらひけるに
さぶらひたりける君たち御物語し給ひにければ・・・


               
 衛門督殿にはいつもモデルを御願いしたり、
いろいろとお世話になっておりますので、
今回、研究がてら縫った直垂を院からの「禄」
ということで、プレゼントしまいした♪
衛門督殿いつもありがとうございます。


今回の色目はちょっと地味な感じにしました。

朽木色です。
今回はシブイ路線でいこうかと☆

着た時に紋がいい感じに出るように
裁断、縫製をこだわってみました。
布を裁つ段階で、この完成を計算して
反物にハサミをいれなければなりません。


袴を後ろから撮ったところです。
ヒダは、鎌倉時代の遺品を参考にしました。
袖の紋と袴の紋の位置も予想通りになりました♪

実は、いつも当たり前のようにUPしていますが、
直垂(ひたたれ)は上下でワンセットになっているので
上着も、袴も縫うことになります。


←この前の紋の合わせ方も
 なかなか御洒落だと思われません?
(自画自賛ですみません・・・苦労したんです(笑))
因みに、紋が良く御覧いただけるように衣紋ヒダをとってません。
そもそも鎌倉時代の着方はこれでよいのだと思いますが。

袴の前の襞のとりかたも
鎌倉時代の遺品を参考にしました。

実は、畳(たとう)も作ってあげました☆
まったくオリジナルですが・・・

一遍上人絵かなんかでこういう感じの
武者の絵をみたことがあります。




衛門督、院より賜った杯を
傾けています。



直垂姿衛門督特集!
←宿直にさぶらっています。
衛門督、杯を賜ってます。→


☆おまけ☆

衛門督が携帯でメールしてます。
「衛門督、酒飲みつつは、とみに
文やらむとて、いととう書きてやりぬ・・・」
っと言う具合でしょうか(笑)


直垂を気に入っていただけたようで良かったです。
これからも御協力よろしくお願い致します〜♪










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