玻璃御誦珠 その弐
(はり の おんじゅず)





 以前、正倉院の誦珠を参考に、オリジナルの水晶の誦珠(じゅず)を作りましたが、
 今回も、もうひとつ、以前より大きめの玉を使って誦珠を作ることにしました。

 以前から、水晶の誦珠に「真珠」と「琥珀」を使いたかったこともあり、
 もうひとつ製作することにしました。


メインの珠となる水晶です。

やはり水晶の美しい透明感が
好きで、水晶をメインにすることにしました。
今回は、前回より大粒の
10ミリの水晶を使いました。
 


今回も瑪瑙(めのう)を使用しています。
やはり平安の登場する宝は使わなくては・・・。


今回は、新たに「真珠」を
使用することにしました。


やはり、紫水晶も外せません


瑠璃(るり)(ラピスラズリ)も
絶対に外すことができません

そして、今回どうしても使用したかった
琥珀(こはく)です。

正倉院には琥珀がメインで使用されている
琥珀の数珠があります。



琥珀(こはく)と
紫水晶を組み合わせてみました。

完成!



美しいです☆

伝統的な数珠の玉の配置とは異なりますが、
あくまでオリジナルの「制作」としての作品ということで♪

二連にしてみました。
なんかパワーがありそうです(笑)
前回の誦珠と並べてみました。
玉の大きさが異なると、全体の
リングの大きさも変わってきます。

古典に登場する花山院の誦珠が
どれほど大きいものとなったのかが
こうした比較から想像できます♪


やはり、手にもった質感などがたまりません。
絵巻に絵巻にも物語にも
誦珠は平安時代にとって
必須のアイテムです。





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