碁盤几金銀蒔絵
(ごばんのき-きんぎんまきえ)


造物所にも載せましたが、
左の写真が全く漆をかけて
いない状態です。


 漆をかける作業はこれまでもやってきましたので、
 慣れつつありますが、
蒔絵は初挑戦です。

 漆が乾いてしまう前に金粉・銀粉を蒔かなければ
 なりませんでしたので、工程を撮影する暇が全く
 ありませんでした(苦笑)

 念入りな準備もせずに、
 いきなり作業し始めたので、
 部屋は粉まみれになってしまうなど、散々でした・・。
 腕も未熟ですが、初蒔絵の記念に、
 完成画像だけささっと紹介させてくださいませ。
 ただ、好みも大きく影響して、蒔絵というよりは
 「金銀絵」の色が濃くなってしまったので、
 碁盤の銘には「金銀絵」としました。



 華足(げそく)の部分には、正倉院の宝物に見られる花鳥を描いてみました。
 
 まず、最初は銀の蒔絵です。
 画像では見えにくいかもしれませんが、尾長鳥と華紋は銀にしました。
 唐草部分は金で蒔絵しました。

 


 
 天板の側面は、もっともポピュラーな紋のひとつである花紋を
 金と銀で交互に蒔絵しました。
 
 専門の職人さん方がどうされているかを知りませんが、
 素人の私は、銀蒔絵を最初にやり、銀蒔絵が乾いた後に、
 金蒔絵に手をつけましたので、かなり面倒な作業でした。

 しかも、それぞれの面に同じ文様を蒔絵していくので、
 途中で嫌になってもやめるわけにはいきません(笑)
 漆も時間がたつと少しずつ乾いてしまうので、ダラダラ
 作業をするわけにもいかず大変でした。
 




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