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承香院 衾冊子
(じょうこういん ふすまそうし)

はじめに

こちらでは、「随筆」といった感じで
管理人が、
つらつら思ったり感じたりしたことを
思いにまかせて「ダラダラ」と書きたいと思います。

現代語だったり、古語(のつもり)だったり
話題も平安だったり、日常の愚痴だったりです。
文体もその日の気分です。

言いたい放題、書きたい放題ですので
神経質な方は不快な思いをされるかもしれません。
そのような可能性のある方はこちらのページは
ご覧いただきませんようにお願い致します。



  
皇居大手門と宮内庁楽部です。
ここ数年、平安王朝文化好きにはたまらない体験をさせてもらっています。
皇居内の宮内庁楽部の雅楽の演奏会にご招待をいただき、管弦や舞楽を楽しませていただいているのです。

中でも格別な体験というのが、昨年の平成26年4月、皇居内楽部へ参観しにいったところ、
なんと!天皇陛下と皇后陛下がいらっしゃったのです!
そして、天皇陛下と皇后陛下とご一緒に宮内庁式部職の方々による管弦と舞楽を楽しませていただいたのです。
平安時代の絵巻物で見たその光景を、まさに現代で体験した瞬間でした。

平安時代の絵巻の世界をこよなく夢見てきた中でも、「絵巻物の世界の格別の状況」を体験した時間でした。
その日は、装束ではなくいわゆる和服での参観でした。
そして、一年経った今年も、大変ありがたいことに親しい友人からの招待を受け、雅楽を楽しんでまいりました。
その記念に。

私は、清少納言の枕草子が大好きです。
もちろん、その他の古典も大好きです。、
いわゆる国風文化の象徴でもある
「平安かな文学」が大好きなのです。

なまめかしい文章に見え隠れする
私の感覚で言う「キリリ」とした平安の現実に
深く共感できる点で、やはり枕草子は格別
です。

今更ながらですが、なんとなく書いておこうかなと
思いました。

少々季節外れですが。
東京にいるせいか、虫に
触れる機会が全くないことに気づきました。
ちなみに虫は大嫌いです。

ただ、幼いころ田舎に育ったこともあって、
たくさんの虫に自然に関わっていたような気がします。

様々な遺品の蒔絵などを見てみると、蝶などの虫の柄は
とても多く、いかに昔の人の身の周りが虫だらけだったかを
想像するに難くありません。
正直、ゾッとします(笑)

枕草子に「額つき虫」というのが登場していて
それは「米つき虫」ということになっているそうですが、
額つき虫が、米つき虫かどうかは、さておき
この米つき虫は、かなり楽しかった覚えがあります。
今見たら気味が悪いと感じるかもしれませんが、
ひっくり返して地面に置くと「ピョン」とはねて飛び上がる。
ひたすらひっくり返しては置いた記憶があります。
最近は、全く見ていません。
昔は、ごくたまに、ふと床を歩いていたものでした。
久しぶりに出会ってみたい気もします。
どこにいるのかな。

 平安文学を紐解くのに欠かせないのが
 当時の風俗などです。

 このサイトや会でも、ほぼメインの一つとして取り上げている、
 「いわゆる平安装束」について、私はスゴイです(笑)。
 かなり反感を買われてしまいそうですが、スゴイつもりです。
 二回目で、少し弱い表現になってしまったのは、
 書いてしまった後で少し弱気になったからですが(笑)

 何がスゴイかと言うと、日常の実用にしていることです。
 実体験や体感として古典を理解できます。
 夏は暑く、暑いのが大嫌いなので、
 さすがに「あまり」やっていませんが、
 春・秋・冬は袿を着たり直衣をひきかけたり、
 いわゆる装束を日常の部屋着にしてます。
 このことは、何でもないように思われますが
 実は風俗を理解する上で非常に大切なことだと思います。
 実用にすると、細かい点が色々と理解されてくるのですが、
 市販の本で見かける「古典の現代語訳」に
 明らかな無理が出てくる箇所があります。
 そのような箇所を解き明かしていくのも楽しみです。

 例えば、

 枕草子に
  「古代の人の指貫きたるこそ、いとたいだいしけれ
   前にひきあててまづ裾をみな籠め入れて、腰は
   うち捨てて衣の前をととのへはてて腰をおよびて
   とるほどにうしろざまに手をさしやりて猿の手を
   結われたるやうにほときたてるはとみのことにも
   いでたつべくも見えざめり」

 とありますが、
 この段などはまさに体感していると否とでは、
 その理解度や現代語訳にも違いがでてくることは
 当然のことだろうと思われてなりません。

 そして、いつも感心させられるのが、その「実用性」です。
 「動きにくい」「扱いにくい」「活動的でない」というような
 評価をよく耳にしますが、
 確かに
 「山手線に乗って会社に行き、仕事を終えた後、
 夕立に降られつつも、会社帰りに居酒屋で一杯」
 という生活を「いわゆる平安装束」でこなそうと思えば
 これほどの試練があろうかというほどの差し障りがあろうと
 思いますが、家に帰ってから「月を愛でつつ杯をかたむける」
 には、装束はとても便利です。
 眠たくなってもそのまま袿をひきかけて、そのまま。
 しどけなくくつろぐのに、これほど快適で着心地もよく
 風通しが良いのに、保温もばっちりで完璧なものが
 他には思い当たりません。
 わざわざ公表することでもありませんが、
 トイレへもズルズルと着て行きます。洗い物もします(笑)
 何かの本に書いてあったのですが、
 「貴族(の姫)は、身の周りのことをすべてお付きの人に
 やってもらうので、十二単などの着崩れはなく、
 そうした心配をする必要はなかった」とありましたが、
 甚だ疑問です。絶対にそうではなかったと断言できます。
 そもそも「着崩れ」という感覚すら現代とは違います。
 枕草子に
 「見苦しきもの。衣の背縫いかた寄せて着たる。また
 のけ首したる。・・・・・」
 とありますが、はじめから変な着方をしているのならともかく、
 碁盤に乗っかって格子をあげたりしている内裏の女房も
 貴族の姫君も、「毎日」着ていた彼らが、
 「着崩れが大変だ」とか「不便な衣服だ」とか
 「動きにくい」と漏らしているのを見たことがありませんし、
 もし、彼らがそう感じていたならば、恐らく別の形に
 なっていたのだろうと思います。
 現代の装束類のように「がっちり」と着ているのを
 絵巻などでもほとんど見たことがありません。
 遊びも服飾も、スポーツも音楽もやはり実体験がなくては、
 分かった「気になっている」だけですので、
 実践を通じて古典を理解できたらなぁと。
 そしてそれによってはじめて古典文学を正確に訳すことが
 できるのだと思います。
 和服を着ることのほとんどない、そんな時代だからです。
 文章も昭和のはじめ頃までは、かな使いや生活様式、
 ものの価値観などもいわゆる「古典」に相通ずる部分が
 まだ残っていましたが、平成の現代では恐ろしいほど異なります。

 現在の私の夢はもっぱら「檳榔毛の牛車でのお出かけ」です・・・。
 実現には時間がかかりそうです(笑)

いにしへの衣をば、これのみまことにてよけれ
これただいまのさだめにはあはで
違ふ所あればまことにはあらずなど
言ふ人ありと聞ゆればこそ、あな心ななど覚ゆれ
色よし、折にあはではわろしなど言ふは
げに理なるものからこれのみこそまことなれなど
言ふ心いと浅からむなど覚ゆ
いにしへの人の書きたりける日記物語など見て
さなりなどゆかしき事いと多かるにこれのみ
まことなど言ひたるはあらざめり


  桜がとても綺麗に咲いています。
  どの花もそうなのでしょうが、やはり桜は美しい。
  ここでいう桜は「ソメイヨシノ」のことなのですが、
  他の種類の桜も同様だと思います。
  私が特に美しいと感じて、思わず見とれてしまうのは
  「ある特定の時間」の光を浴びている桜です。
  夕暮れ時の少しだけ赤みがかった光に照らされた桜。
  とっぷりと日が暮れた、深い藍色になってはいるものの
  真っ暗ではない空になっている時、
  木のもとに立って下から見上げると藍色の空に白く浮かび上がる
  ような桜の花々。
  あとは、空がとても曇っていて灰色になっている時に
  浮き上がって見える桜の花の色。


 メールなどで複数のお問い合わせを
 いただいていることがございます。
   『院はどちらでいつも遊んでおいでなのですか』
   『忍んでおでかけとはどちらですか』
 ご挨拶とともに聞かれる『忍びてまかでさせ給ふ』
 場所を今回『衾冊子UP記念』と勝手に称して特別にお写真で公開しちゃいます。
 忍んで出かけている山里です。

最近雨の日が多いのですが、仕事に向かう途中
ふと、葉に変わりはじめた桜の木の元に
寄ったら、湿った土と濡れた木の匂いがしました。
「この季節の匂い」でした。

季節の匂いは何故こんなに懐かしい気持ちに、なるのでしょうね。

ふと、サイトの更新をしようと目次をみたら
なんと、ちょうど今日でサイト開設2周年でした。
この2年、本当にたくさんのことがありましたが、
なんとか無事に元気にやっております。
これも色々と支えてくださる皆様のおかげです。
今後もがんばらなくてはと決意をあらたにしました♪




四月。
一歩、山に足を踏み入れると、まさに「春」らしさで満ち溢れていました。
春の花は咲き乱れ、鳥は春の囀りを楽しみ、流れる清水も春の音に聞こえました。




東京のある区の教育関連の施設に
私の縫った装束類のうちの数点が展示されました。

直衣と指貫です。
簡単な説明文と着装写真を添えておきました。

秋の展覧会でしたので、今はすでに展示物を
返還していただきました。
嬉しいことに御好評をいただき、ご感想なども
多くお寄せいただいたのですが、やはり「着た状態を見ていただき、
そして何より実際に着ていただけたらなぁ」と思わずにはいられませんでした。

やはり、このサイトの趣旨でもあります、「装束は着てなんぼ」という
ものだからです♪
お洒落な服を買って、ただずっと飾って眺めるだけでは本末転倒です。
もちろん眺めて楽しむのもいいですが、やはり着てなんぼ。

そして、眺めて楽しむにしても「着たところ」を眺めないとです。

洋服との決定的な違いでもありますが、
和服は平面でできています。
2Dなのです。
洋服は、立体でできています。
3Dなのです。
ところが、和服は着装したとたん3Dに変わります。
ですから、畳んで眺めるのと、着た状態を眺めるのは全く異なった
趣になるのです。
直衣も前が前になるように
出来るだけ着た状態に
近くなるようにしたつもりですが、
何せマネキンがなかったので・・・。
指貫も飾ってしまうと普通のズボンみたいに見えました(笑)
もちろんそれが機能的な形なのだからそれでよいのですが、
着装した袴のシルエットの美しさは格別ですよね。

とにもかくにも、素敵な機会をいただき嬉しかったです。
関係者の皆様、ご協力をありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。





 平成十八年の年、ほたるみに行きもしにしがなとこそおぼゆれ、
ものすべきこといと多ければ、ひとたび、ふたたびばかりにぞありぬ
 夏はこの虫ならでは、など見つつさぶらひつる人に
「なほ、かかりてこそ」など言ひなどして、夜ふくるまでぞゐたり


 この頃、ひょんなことから「組みひも」に興味がわき、図書館に通いつめています。
 きっかけは、直垂を縫っている時に「胸紐」をどうしようかと昔の遺品の資料などを
 調べていたところ、「四つ打ち紐」と資料に書かれていたのが何のことか分からなかった
 事でした。 
 それが、組紐の紐のことをさしているとわかり、せっかくなので自分で組み上げてみたい
 と思いました。日本に伝統的に伝わるものというものは、本当に魅力的です。
 これまでも多くの人がその魅力に惹かれてきたからこそ「伝統」となって伝わっているわけですが。 
 たかが「紐」・・・ではありますが、とても興味深いものです。
 そもそも、恥ずかしながら私は「織物」と「組物」の違いをこれまで知りませんでした。
 
 この興味がすぐに醒めてしまうのか持続するのか、私自身も楽しみです。
 興味が持続すればサイトにもちらほら作品が登場するかもです。
 ちなみに、「敷居が高い」と私はただちに興味を失います(笑)
 また、道具などが入手困難だと、これまたただちに興味を失います。
 
 組紐の話からちょっと離れてしまうのですが、たまに見かける「伝統文化もどき」に
 身分制こそが人の絶対的な価値であった時代ならばいざ知らず、
 「敷居の高さ」や「入手困難さ」などという時代錯誤な価値を掲げて勝負している
 「悲しい伝統文化」を見かけることがありますが、そのような悲しい価値を至上のものとして掲げてい る悲しい伝統文化はいずれ、近いうちにかならず廃れてしまうでしょう。
 
 実情を見れば明らかですが、「人に直接触れられて、愛されるもの」だけが生き残っているのです。
 まして、「身分制社会の中での貴族」がいない現代では、庶民によって売買されるなどして
 需要がなければ、供給するべき受け継ぐ人自体が生活できなくなってしまいます。

 美しい文化がきちんと継承されていくように、
 是非「敷居の高さ」を取り払い「希少性」で文化を評価するようなことはしてほしくないですし、
 私自身もしたくありません。
 っという決意をふいに新たにした今日この頃でした。

 


先日、藤相模(とうのさがみ)様より、とても素敵なプレゼントをいただきましたので
是非ご紹介させていただきます。



御覧のように水菓子です。
2種類の水菓子をプレゼントしていただいたのですが、
どちらも本当に美しいです。もう少しアップでご紹介させていただくと


こんな感じです♪
泉の中を、緋鯉がゆったりと泳ぎ、また緑の楓の葉などがなんともいえない
風流さをかもし出しています。
藤相模様によると、鎌倉のお店で見つけたとのことでした。
こういったお菓子の中には、見栄えはよくても味は・・・というものも多いのですが、
いただいてみてビックリしました。
とてもおいしいのです!!さっぱりとしたレモン系にほんのりと甘みのあるゼリーで
とてもおいしくいただきました。

もうひとつは、かわいらしい金魚鉢をデザインにしたゼリーです


もう少しアップでご紹介すると


なんとも風流な、かわいらしいゼリーだと思いませんか?
味も同じくレモン系のゼリーでとても美味しかったです。
あまりに可愛さに、近くにいた友人にもいくつかおすそ分けしたのですが、
大好評でした♪

藤相模様、本当にありがとうございます☆





デジカメのデータを整理していたら
平成十九年秋にそれとなく撮影した秋の木々の写真がでてきました。
私は写真を撮るのは得意でもなく特段好きということもないのですが、
秋の木々があまりに美しかったので公開させていただきました。












平安時代にもしきりに議論されたテーマではありますが、
春と秋、御覧の皆様はどちらがお好きでしょうか。










矢崎小式部内侍殿の御写真紹介
写真撮影がご趣味でいらっしゃる
「院の別当の君日記」でも大活躍の当サイトの小式部内侍殿は
いつも素敵なお写真を沢山撮影してくださり、アルバムなどにして
プレゼントしてくださるのですが、せっかくなので是非ご紹介
させていただこうと「特別企画!」として公開させていただきます。
いつもありがとうございます〜。
サイズの関係でだいぶ縮小させていただいて
おりますが、桜は本当に美しいですね♪
この写真の遠近感が好きです!

なんと見事な椿でしょう!
鮮やかな紅色がひときわ目を惹きますね
葉の潤いのある輝きも
とても新鮮な感じがして素敵ですね♪
満開!
桜色。
白でもなし、ピンクでもなし。
桜色。
桜は枝と花の色のコントラストが絶妙ですよね☆
「お忍びの花見」
桜と椿のコラボレーションですね♪
いづれも爛漫に見事に咲き誇っています!
矢崎小式部内侍殿、いつも素敵なお写真をありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。 

!御注意!
こちらのお写真はご本人に許可をいただいて掲載させていただいております。無断での複製御使用はお断りいたします。










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承香院